2018年8月の一覧

予想外に効いた・・・ 腰椎ヘルニアに鍼灸の効果 

えー 予想外に効いた。 

正直 私も患者さんも驚いてます。

 

 事の始めは一ヶ月前にさかのぼります。 

腰椎(腰骨)ヘルニアになり痺れや痛みが出たのは約2年前。

仕事の制限(そもそも座ってることだけでも辛い)もあり、セカンドオピニオンで病院数軒回っても手術を勧める医者はなく(コレは手術とリスクを考えた場合で 詳しくは後記します)ということで その間病院や生体やカイロ 初めて聞く色んなマッサージや理学療法などを受けたけどどこも1週間持たないとか。

 患者さんは鍼灸でヘルニアは治せないことも承知でしたが、とにかく藁をもつかむ状態だったのかもしれません。

 

 〇腰椎ヘルニアとは。

 おもに3~5腰椎から仙骨のあいだに出来るヘルニアで椎骨から前後どちらかに出てくるかで痛みや手術 あとの処置や予後がまったく変わってきます。前にも述べましたが、手術のリスクが半端なく 腰椎だけじゃなく頚椎(首ですね)でも同じくすぐ隣に通る脊髄神経を少しでも傷つけると最悪歩けない体に。

痛みをとるか、それとも半身不随になるかもしれないというリスクの究極の選択になり 医者もリスクを考え薦める人はまずいません。

 高齢になれば仮骨(かこつ)といって、出たヘルニアの周りに骨が巻いて腰の曲がった高齢者のように動かなくなり痛みが軽減します。 ようはヘルニアが出る方向へ動かさなければひどい痛みはでないんですが、動かないと仕事にならないしねぇ。。。

 

 〇鍼灸で出来ること。 

 ヘルニアは治せません。 が、寝返りすら出来ないくらい痛いので痛みを我慢したりその体を無理に動かすことにより 最初患部周りだけだったものが腰から足 背中から首と全身にこりや張りこわばりが出るんですがコレを鍼で軽減は出来ます。 ただどのくらい痛みが消えるのか そして何日持つのかは未知数で強刺激も出来ない体質の方もあり難しいところです。 

 

 私もここまでの患者さんを診たことがなく その旨先にご説明させて頂いた上で治療開始。

最終の目標はすこし我慢しながらでも2週間治療しないですむ状態を目安にですが とりあえず週1の治療で一ヶ月の4回 それでどこまで軽減できるかでした。

 

 まず一回目 初めての患者さんで体質もわからずすこし弱めの刺激でしたが 治療の最中、刺激はものすごく心地よく 終わった後すごく体が軽いと喜んで帰られました。

 翌週、状態を聞くと次の日メンケン(温泉の湯あたりのようなもの)があり、体がだるいのが半日あったが翌日にはなくなる。 安静どころか3日後どうしても立ち仕事があったが、今までほどの痛みも出ないとのこと。メンケンが出ることはさきに説明してましたし 患者さんいわく早急な治療としてすこしだるさも大丈夫ということだったので 更に背部へ3箇所 灸頭鍼をして帰られる。

 3週目、あれ?足取り軽くない?

玄関から歩いてこられる足取りが劇的に軽い? 聞くと仕事も普通にこなし、病院からの薬もほかの理由で飲んでないのに体が軽いのだとか。

予定4週を盆で出勤も少ないので2週に延ばし 当初予定より早く延長に。 もし痛みが出たらいつでも言ってくださいと伝え終了。

 

 〇一ヶ月の経過として。

やはり仕事が通常どおりになると痛みが出ましたが以前より全体として苦痛は少なくなったとのこと。 なにより治療後がすごく気持ちがいいとのこと。

 

 刺激も 腰部はかなりの長鍼で深く入れ 慢性化したこりを軽減できるよう強いものになってますが、施術中でもよく効くらしく心地よい刺激だとか。

ホットパックを足先・腰そして肩首の3箇所に当てて毛布をかぶせサウナ状態にするので 汗をたっぷりかきますのでこれも気持ちよい効果になってるのかも。

 

一ヶ月終えましましたが 今後の改善を期待するということでこれからも継続して治療することになりました。

 

 私の出来るとは少ないかもしれません。

でも 気持ちいいと思ってもらえれば、施術の甲斐はあります。

 

 今後どのくらい軽くなるかはわかりませんが、早期改善出来るようにわたしもがんばって施術したいと思います。

 

 色々困っている方いらっしゃると思いますが、仕方ないと我慢しないで お声かけください。

なにかお力になれることがあるかもしれません。

ギックリ腰で緊急出動~鍼が一番効くと私は思ってます。 

 えー 何年かに一回ぎっくり腰の方からお電話ありますが

最近特に緊急での往診が増えています。。。

 

 〇ぎっくり腰

 なった人しか解らないと思いますが、ひどい痛みになるとトイレどころか寝返りすら打てない痛みになり その場から這って動くのがやっと。

年齢や性別は関係なく、痛みの発端はさまざまで 椅子に座ったところから後ろに振り向くだけで「グキっ!」という音が聞こえ(ホントのところはわからない♪) その場で動けなくなります。 

 原因として、私が患者さんに説明するときは「整理していない本などのかたずけがある拍子に崩れ落ちたもの」とお話させてもらってます。 体つきや体質 期間や仕事量もさまざまですが、無理に溜め込んだ筋肉疲労が蓄積 ダムの水が決壊するように痛みが一気に出てくるようなものだと。 

 救急車で運ばれる人もいますし、悪くすれば10日ほどの入院 痛み止めの駐車か飲み薬の処方で特に改善される特効薬もなく 私が知っている一番効いたものは脊椎ブロック注射ですか。 これも一時的に痛みを散らして安静にする時間を作り、継続した飲み薬で筋肉の緊張を抜けるまで待つしかない。

 

 いままで師匠のところで7年ほど修行し その後20年弱個人で開業しておりますが    ほぼすべての方が治療を終えたあと  「ご自分で歩いて帰られております」 

ほぼ というのが情けない話ですが 体質により強刺激が出来ない方がたまにおられめんけん(温泉の湯あたりのようなものでひとにより気持ち悪くなったりだるさが数日続く状態)がでるので刺激をセーブするため一回で完治できない人もいらっしゃいます。

 

 といっても 仕事は休まないといけないし 我慢できる痛みでもないため 夜間でもとにかく軽減をと緊急対応していますので もしお困りのときはご一報ください。

 

 ほんとはね、ちゃんと休んでこんな痛みにならないに越したことはないんですがね。。。

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お盆疲れの患者さん。。。疲労を鍼灸治療でリフレッシュ

 ようやくお盆休みが終わりました。

 遠出に行く人 田舎に帰る人 アミューズパークなどに出かける人やのんびり家で過ごす人さまざまだとおもいますが 皆さんはどうでしたか?

 昨日土曜日 盆が終わると同時に患者さんからご連絡が数件。

年齢性別とわず、盆で来客があったとか 色々出かけた疲れを持ち越さないためのリフレッシュとさまざま。 

 楽しいことだけならいいんですが、気疲れあれば疲労もあります。

 

 明日は月曜日 疲れたまってませんか?

夜時間も開いてます。お仕事帰りでもご一報くださいませ。 

痩針~ダイエット鍼について

 鍼といえば 肩こり腰痛の治療と並び 多く目的として探しているのが痩針 ダイエットの鍼かと思います。

痩せる針には大きく2種類あります。

 ひとつは耳針でおなじみの 「食欲を抑えるツボにする」もので 色んな種類がありますが置き針を一週間から10日で交換しながら

食欲減退 食事制限を楽に行うのがおもな目的です。

 

 もうひとつは「体のどこかを 物理的に脂肪を燃焼させるための施術」です。

どこか というのはおなかであったり腕や太ももなどツボの効果でなく血流を良くするものや鍼と遠赤などで中の脂肪を燃やすことが目的です。

 

この二つに各先生があみだした複合的施術で効果を期待させると。

漢方のダイエット茶もデトックスで老廃物の排出や脂肪燃焼 食事のときから糖分や脂質の吸収を抑えるものまで目的と体質 そして太り方やどの方法が患者さん本人の負担が少ないかによって

どの方法を選ぶか そして効果が出るかも変わってきます。

 

 万人に効くものがあればいいんですが、やはり人それぞれの体質や食事 生活習慣すら違うので どれが良いかというのが解りにくいんですが

本人の努力なくして結果なし というのが一番難しいところですね・・・

 

 私が昔実験で行った方法は 鍼で脂肪燃焼させるものでした。

被験人数が少ないので必ず痩せる とは断言できないものですが、運動や食事制限なしが条件で 半年試し その方には効果はありました。

 もちろん継続することが必要になるんですけどね。

 興味がある方はご一報くださいませ。

  ただ遠赤を当てるため大きな機械をひとつ使うので出張は出来ませんけどね♪

 

夏なのにエアコンで冷え性~寒暖差疲労と血行障害に注意!

 8月になり すこしましな気になっている暑さ。

7月の猛暑はもう命にかかわる暑さで数千人が病院に搬送され 数十人の方が悲しくも亡くなられました。(先日も高齢者夫婦が自宅で熱中症の疑いで病院搬送されましたが助からず)

 

 と、電気代考えてもエアコンが無いと生きてはいけない状況なんですが 

外と室内や車のエアコンの寒暖差で血行障害を訴える患者さんが増えてます。

 

先日も 「ふくらはぎが冷える」 「ひざの痛みと足のむくみが気になる」との相談で

普段の生活を聞いていると事務職であったり 外出は朝夕だけに控えている主婦の方やらさまざまですが はやり冷房の室内が長くなっていたり やはりおのずと動く時間が少なくなっていることでした。

 患者さんの中でも足先やふくらはぎ 腰が冷えるという方も多く 

体調不良になる原因がエアコンでの冷え性かなぁと。

 かといってエアコンやめるわけには行かないんですが 自覚できれば靴下や足湯など守る手段はあります。

 

 普段より疲れるようになったかな?とおもったとき 原因を考えてみてはいかがですか?

 

高齢者だけでなく 働き盛りの30~40代から子供まで当てはまる症状です。

 

 

 当方では 通常夏はあまり使用しないホットパックですが

今期 どの患者さんも 足先 おなかと腰 うつぶせのときに肩から首にかけてひとつ

と3箇所置きで温めております。

 ひとによっては毛布をかけてサウナ状態ですが あとはすっきりした気分でお帰りいただいています。 

 温泉はいるように 気持ちいいですよ♪

 

 

 

夜間診療好評です~明日がんばれる体に! 

 昨夜 21時からの患者さんが2名こられました。一人は事前予約 

もうひとかたは我慢を重ねた状態でしたが仕事や家の用事で忙しくなかなか休養も取れなかったとのことでした(もう何度かいらしている患者さんです) 

 

 みなさん「夜遅くあいているのがありがたい」 といってくれてこちらも開けている甲斐があるなぁとおもいます。

うちの鍼の師匠も 19時過ぎに電話かかってきてすぐに行くからと言うので予約を受けたり(来られるのは20時すぎでしたが古い患者さんだったのでむげに断りも出来なかった)

治療所を出るのが0時近くもざらでした。

 その経験もあるので 夜間診療をするのは普通でした。

 

 昨今は特に夫婦共稼ぎも増え 働く時間も長くなったのに体のケアできるところは昔とかわらないのがみんな困ってるところなんですよね。

 独立開業しての当初から 時間のある高齢者より

いま働いている方々のために自分が出来ることはなにかと考え

夜間遅くの診療をしてきました。

 

 どれだけお力になれるかわかりませんが、皆、喜んで帰られます。

 0時を回っての緊急の電話を受けたこともあります。

 

どうしようもない ではなく、明日がんばるために 一報ください。

休養取れるなら 一番良いんですけどね・・・

治療代は変わりません。

    

 

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