2015年8月の一覧

堺市K様 原因不明の膝痛に鍼治療

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患者さんに了解をとって撮影。

当 治療所では流れとして 

上向きで顔 腹部 そして足の前面 

次はうつ伏せになっていただき 足の裏面(ふくらはぎなど)から 腰背部 に首と頭に鍼を打っていきます(全身治療の場合)

膝痛といっても表だけですむことは 残念ながら非常に少なく、うつ伏せで膝裏の筋を張ったところや豆状のしこりなどを緩和させつつ いちばんつらい場所を探していきます。 

この写真は すべて終わったあと座って頂き 最後の施術を行っている最中で 膝の内側2cm四方に刺鍼の集中した場所が今回の諸悪の根源?になります。

この後置き針をして歩いていただき終了。

二回の治療で支障は無くなりましたが違和感含め完治するかは気候にもよりますのでしばらく様子見。

治療時間は2時間弱

最後までしっかりしたケアをしたいので 当方が保険適用をしない理由がここにあります。 

ちゃんと治療しろ! というわが師匠の教えからですけどね。

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堺市M様 帯状疱疹 発症から カーボン灯による早期の治療までの経過レポート

帯状疱疹の治療について 

発症から 治療経緯と鎮静までの経緯を記します。

 

15年 7月20日ごろ

一週間前より脇から肋骨にそっての痛みがあると相談される。

痛みはちくちくとしたもので、鈍いものではなく

打診 叩いても痛みは無しということで まず骨折や捻挫の可能性は薄い。

この時点で外見では何も症状はでていなかったが 痛みの状態と場所を考え 肋間神経痛か帯状疱疹の可能性ありと判断。

もともと皮膚が弱く アレルギー性発疹や虫指されも過剰反応する体質なので診断が難しいところですが

しかし胸の上部に痺れがあるということで これがなんなのか判断が付かず まず医者の診察を薦める。

 

 診察結果 同じく肋間神経痛か帯状疱疹であろうという診断結果でしたが やはりしびれに対しては不明とのこと。

 薬を処方してもらい、治療に一ヶ月を要するとのこと。(予断 結構高価な薬です)

 

同年7月31日

その数日後 帯状疱疹の発疹が現る。

帯状疱疹はウイルスによるもので、肋間にそって赤いぶつぶつが出来るものですが ほとんどは片側だけにしか現れず  

このように左右両方に発症した例は珍しい。

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背部より 主に右側の肋骨に沿って赤くなっているのがお解り頂けるかと思います。

 

 

特に胸部にははっきりとした発疹が出来 これ以上症状が進むと水泡になり 潰れることでウイルスが広まり増殖すると言うもので

 塗り薬や飲み薬によって痛みは殆どないようですが 夏場の汗でこれ以上広がる前に治療開始しました。

 

皮膚が弱いことを考慮して 最初からカーボン灯照射に専念。

 1000x5000の紫外線効果でウイルスの増加を防ぐことを念頭に置き短期集中で治療。

 

まず横向けになってもらい背中から一箇所10分で順番に満遍なく照射していきます。

 

ほぼ毎日照射して

こちらが8月8日に撮影したもの。

早期での治療だったため 殆ど広がらず。

カーボン灯の熱も在り 水泡も少なくすみ なおかつ潰れることも殆どなく かさぶたになる前に治癒していったような気がします。

 

 

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こちらは8月16日撮影

殆ど帯状疱疹による発疹は在りませんが 時間は7分に短縮しつつ 予防のため継続して照射中。

 

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医者の診察がまだなので 完治してるか当方が判断することでは在りませんが ほぼ半月で症状を抑えられたことは幸運 なのかなと。

 

 

 ○ チクチクとした 針で刺すような痛み

 ○ 最初は背中から肋骨にそって痛みが現れ 虫刺されのような赤い湿疹がでます。

 

ウイルスなので 虫刺されの薬やシップでは治りません。

 とにかく発症したら夜も眠れない位の ものすごい痛みに悩まされので

早期の診察と治療をお勧めします。

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