先日からかかわらせて頂きました患者様がようやく改善されましたので

その経過記録とともに状態等の解ったことをここに記載します。

 一人でも多くの方のご参考になればと思います。

 

 まず

帯状疱疹ヘルペスについて。

 帯状疱疹は背中から肋骨に沿って発疹と痛みを伴う ヘルペスウイルスが原因の病気です。

子供の時に水疱瘡(みずぼうそう)にかかった人は ヘルペスになるということです。

水痘とは (niid.go.jp)

そしてこの疱疹は顔(特に口元など)などいろんなところにできますが 帯状疱疹と口唇ヘルペスは種類の違うものだということでした。

 HSV感染症=単純ヘルペス

 口唇や性器にできるもので、治療は抗ウイルス薬内服/外用があるそうです。

 VZV感染症=水疱瘡や帯状疱疹を起こすもので 子供の時にワクチンにより水疱瘡は減りました。 ですが水疱瘡にかかった人で一定数 60歳を過ぎて発症するのが帯状疱疹です。 

「ヘルペス」とは?-ヘルペスは大きく分けて2種類ある-|川崎医科大学 総合医療センター (kawasaki-m.ac.jp)

 

 と 問題はその帯状疱疹の治療について。

初期で診断されれば抗ウイルス薬内服や痛み止めで効果があればひと月程度で治ります。

が 今回も含め何人か重症化され 入院したり通院で点滴 ブロック注射をしてもなかなか改善されず長い方で2年闘病の方もいるとか。

 

 この度来られた方は 高齢 しばらく前に大きな病気をしたということで体の免疫力がかなり低下していた可能性もあります。

   経過。

 まずチクチクする痛みが出たとのことです。

 翌日には典型的な発心が背中にでてその当日に受診 医者から帯状疱疹の診断を受け 痛み止めなどの処方を受けていますので初動は問題ありません。

 一ヶ月経つも思いのほか改善せず その後4つの総合病院やペインクリニックで 痛み止めの飲み薬のほか点滴や脊椎のブロック注射もしていますが 改善どころか発疹は肋骨に沿って前まで広がってきました。

 うちへ来られた時 夜もなかなか眠れず精神的にもかなり疲弊しておられましたのでお力になれればとお受けしましたが これほど重症の方にはお会いしたことはなく改善する自信があ無いことも伝えたうえで施術継続してます。

 

  施術。

 まず、免疫効果を上げる目的で患部に鍼をして その上からカーボン灯を照射。

最初 紫外線と太陽光のMIXでしたがなかなか効果出ず 様子を見ながら交換していました。

 発疹時の期間で一か月

諸事情とこちらの力不足で一度施術を中断してましたが

 その後ウイルスが神経迄及び 外見では治っているのに痛みだけが残るという状態まで長期化してました。

 最終 特殊光と紫外線で深部の殺菌をメインとしました。

そこから一か月。

痛み止めは服用していますが、飲み忘れても少し痛いなというくらい改善したとのことで

施術を終えました。

 

 私の施術がどこまで効いたか解りません。

気休めだった可能性もあります。

 話をするだけで楽になったといってくれますが・・・

  なかなか知られていないですが、長く闘病されている方がおられるということをもっと皆さんに知って頂きたく思います。

 

 そして苦しんでいる患者さんへ、まずしっかり食事をして頑張ってください。

ご相談いくらでもお受けします。